Quick Homepage Maker is easy, simple, pretty Website Building System

プラットフォーム・ビジネス

バイオテクノロジー・ビジネス

プラットフォーム・ビジネス

これからは、ブロードバンド上でビジネスを構築するための「プラットフォーム」を提供する産業が形成される。
現状の「ポータルサイト」は検索エンジンを中心に様々なサービスへと関連付けたものだが、これは企業とユーザーが1対nの関係であり、より良いものが出ればユーザーは離れていく。
しかし、プラットフォームを構築してn対nの関係をつくれば、ユーザー間のコミュニティーができる。 そうなると、利用時間も伸び、ユーザーはなかなか離れなくなる。
「マーケットプレイス」を形成して、クローズドな空間の中で相互交流することが顧客の囲い込みにつながる。
特に、新しい「広告メディア」としても仮想世界は重要である。
長く留まってくれるほどビジネスチャンスが広がるだけではなく、少なくとも広告収入で稼げる。
顧客を独占できる魅力がここにはある。
画像の説明

ブロードバンドサービスの普及によってインターネットの利用方法がますます進化し、日常生蹄の様々な場面で疎く浸透していくだろう。ブロードバンドによって最も大きく変化するものは「流通」である。
 新たにデジタル空間で商品ヤサービスを流通させようとするときは、課金決済や認証システムを作るために大きな投資が必要になる。
それを、自前でサービスを提供する会社が、それぞれ作るのは合理的ではない。
例えば、動画配信サービスを立ち上げる場合、全国規模のCDN(Contents Detivery Network、コンテンツ配信綱)をゼロから自前で作り上げるには、膨大なコストと時間がかかる。
既に一通り用意されているものを「サービス」として利用した方が短時間で立ち上げることができ、コストも安い。
だが、ネットワークやデータセンターといったバックボーンの要素が、バラバラに存在していては意味がない。
ブロードバンドの浸透と共に、ハードウエア、ソフトウエアは一体のビジネス捉えれるようになり、一つの「サービス」として発展していくだろう。

ネットワークやコンテンツを提供する側にとっては、まず顧客が必要である。 そのためには、何としてもサービスの出口であるハードウエアを普及させることが最優先になる。
顧客を最初に獲得しないことには自分たちの収益を上げる可能性さえなくなってしまうからである。
そのため、ハードウエアの値段はできるだけ下げて、販売後にいかに利益を出していくかというビジネスモデルをつくっていく必要がある。
特に、ハードウエアは単価が安くなり、物販だけでビジネスを成り立たせるのは難しくなってくる。
ブロードバンドにつながるということは、その向こう側にソフトウエアやコンテンツ、サービスが必ずあるということである。 その前提に立つことで、ハードウエアだけで収益を考える必要はなくなり、コンテンツやサービスを主体に稼ぐビジネスモデルが当たり前になる。

米グーグル社や米アップル社、米マイクロソフト社など、強力なブランドや製品を持つ企業は、ネットワーク上でクローズドな「マーケットプレイス」やさらにそれが3次元になった「仮想空間」を形成しながら、より多くの顧客を集めている。
サービスやコンテンツを提供するその他の企業は、効率良く見込み客にリーチするために、プラットフォームホルダーに手数料を支払ってビジネスを展開するのが一般的になる。
ハード-ネットワーク-ソフトという全体の仕組みでマーケットの「場所(プレイス)」をつくっていく形に変化していく。
このプラツトフォームは、いわば「大家」に相当するものであり、そこで自らサービスを提供したり、他のサービス提供者にビジネスの場所を貸したりすることで利用料を徴収することができるようになる。
ブロードバンド上の「不動産屋」という感覚に近い。

「シンクライアント」が「モノ+サービス」を加速

ブロードバンドにつながるようになると、テレビやカーナビ、パソコン、携帯電話機といったものに差異がなくなってくる。
それはまさに、デジタルによる融合(デジタルコンバージェンス)である。
差異がなくなると同時に、様々なサイズの「シンクライアント」が登場する。
特に企業では、主要なソフトウエアやハードウエアをサービスとして利用する「クラウド」サービスが当たり前になる。
 ブロードバンドが社会の前提になることによって、ハードウエアを提供するメーカーのスタンスも変化してくる。
これまでのメーカーは、何か新しいものを発売するときに時に意識したのは手離れであった。
流通に任せて、あとはメーカーが手をいかに早く離して使った資金を回収するかというのがハードウエアビジネスのモデルだった。
ところが、これからのブロードバンド時代では、ハードウエアを売るだけではなく、売った後のメンテナンスなど、顧客とメーカーがネットワークを通じて必ずつながるようになってくる。
一つのモノを売った以上に1人のユーザーを獲得する方が将来的な意味ははるかに大きいのである。

ブロードバンドを活用したプラットフォームビジネス、すなわち「モノ十サービス」のビジネスモデルを確立することは、新興国との差別化という点でも極めて重要である。
ブロードバンドサービス産業はハードウエアだけではなく、ソフトウエアやコンテンツ、ネットワークといった幅広い分野の技術を蓄積する。
技術を重層化することで、新興国はなかなか追従できなくなり、国としての「総合力」が大きな付加価値となる。

powered by Quick Homepage Maker 5.0
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional